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2012-03-03

CSEでSQL Azureにアクセスする方法

SQL Azureを使う際の厄介な問題として、
  • クライアント環境が用意されていない
というのがあります。ウェブ経由で見れないというのはどうしたものかと思いますが、いちおうMicrosoft® SQL Server® 2008 Management Studio Expressというを使えばいいわけですが、これはちょっと大げさすぎ。で、ベストなソフトを見つけました。
です。実はおちラボでは過去にMySQLとかPostgreSQLのクライアントとしてCSEを使っていたのですが、CSEは安定して使いやすいソフトとして定評でした。CSEにはODBC経由でデータベースに接続するという方法があり、これを利用することでSQL Azureに接続できます。以下、設定方法を簡単に紹介します。

ODBC設定
  1. コントロールパネル→管理ツール→データソース(ODBC)を開く
  2. ユーザDSN→追加→SQL Server Native Client
  3. データソース名はわかりやい名前で
  4. サーバ名はSQLAzureのサーバ名(****.database.windows.net)
  5. ログイン名は@付きの名前で
  6. パスワードは忘れずに
  7. 規定のデータベース(接続するデータベース)を設定。デフォルトはmasterになっているので変更は必要です。
  8. (任意)システムメッセージを日本語に
以上によりODBC設定が完了します。

CSEでの接続
  1. データベース→接続
  2. DBMSをODBC汎用にする
  3. データソースは先ほど設定したのを選択
  4. ユーザ名パスワードを入力
以上で接続できるようになります。

ちなみにこの方法(ODBC)をもちいれば他のデータベースソフトを利用することも可能でしょう。これでラボでも本格的にSQLAzureを利用できそうです。


2012-03-02

SQLAzureがいいかも!

ここ最近、クラウドのデータベースを何にしようかずっと試行錯誤してきましたが、コストならびに技術的な面でSQLAzureが妥当であると結論づけました。以下、その簡単な理由です。

圧倒的に安い
  • 100MBまで約437円/月(1Gまで約873円)
  • 受信データ転送無料(データセンターへのアップロード)
  • 送信データ16円/1GB(データセンターからのダウンロード)
という感じではっきりいって安いと思います。

Javaからもアクセス可能
マイクロソフト系言語は当然つかえますが、Javaからもアクセスできます。必要なのはJDBC(sqljdbc.jar)だけ。特別なSDKは必要ありません。

O/Rマッパー(Hibernate)が使える
RDBを使うなら当然、O/Rマッパーを使いたいところですが問題なくつかえました。JDBCのフレームワークの範囲内ですので、基本的にはなんら変わりがないということです。
欠点として他のクラウドデータベースサービスと異なり、おそらくスケーラビリティは若干低いかと思います。ただ、個人的にはそんなことはどうでもよくて、とにかくメンテナンスを気にする事無く、大学だけでなく自宅からもSQLサーバーが使えるってのはほんと嬉しいですよ。
まあ、KVSなデータベースをかっこ良く使いこなしたい気持ちもあるんですが、RDBに慣れ親しんでますしね。。。

P.S
先日、利用しようと思った矢先に、WindowsAzureのサービスが閏年バグで一斉停止しましたのはちょっと先行きが心配ですが、それでも1日後には治ってますしそのへんは安心かな。