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2017-03-25

H28年度卒業生を送り出して


卒業・修了おめでとうございます。本年度は、学部7名、院生0名が巣立ちました。今年は大学院進学者が2名です。今年は、ゼミ生の吉村くんが、成績面を評価され、学科同窓会賞を受賞しました。おめでとうございます。

今年の4年生は、マイペース型。特に研究室に籠もることなく、提示帰宅するときが多かったですね。昨今、サラリーマンの過度な勤務時間超過が話題になっていますが、そういった点では今年はホワイト研究室でした。なにか物足りない気がしないまでもないんですが、研究成果的には例年と決して引けをとるようなことはなく、また終盤にドタバタするようなこともなく、計画的に進めてきた学年だったかなぁ。特にうちはプログラミングの時間が多いので、長時間コードを書けるわけでもないですし、長時間いることが必ずしも成果に結びつくとは限らないかな。。。と思いつつ、もっと良い成果が出来たのではないかと思いもあったり。。。

とりあえず今年も、授与式等であった学科長の式辞の内容をネタにしながら、個人的にアレンジした贈る言葉を書いてみようかと思います。

(1)想定外の対応せよ
昨年度も同じ話をされましたが、1年前よりもさらに世の中の動向は不透明になってきた気がします。そういうわけで、仕事のバリエーションを増やすというのは1つの戦略かと思います。多芸は無芸といったようにマイナスなイメージがあったりしますが、想定外のことに対応するには、様々なことを視野にいれて行動することが大切かもしれません。だから、どんな仕事の内容であっても、躊躇せず、とりあえずやってみる、、、という姿勢が大切で、それができるポテンシャルを持っているのが近大生の強みなのかもしれません。

(2)挑戦し続ける
守りに入らず、挑戦し続ける。。これは大切ですね。守りを完全否定するわけではないですが、移り変わる社会の動向に対応するのは、守りではなく攻めの姿勢でしょう。

(3)よい失敗をしてよい経験をする
若いうちはどんどん失敗してよいかと。もちろん、無責任な失敗は駄目ですが、信念を持った失敗には学びがあります。まあ、ホントは学生時代に(卒論で)どんどん失敗すべきなんですけどね。社会人になると、失敗は個人レベルではなく会社や他者に結びつくので、失敗推奨というわけにはいかないと思いますが、失敗を恐れると何もできないですから。

(4)健康第一
 学科長の話にはなかったですが、「健康第一」これは大切なことです。そのためには自分の限界を知っておきましょう。仕事をすすめる上で、残業等でアクセル全開の状態が続くことは少なからずあると思います。しかし、ずっと踏み続ける必要はありませんし、そうなればそれは異常な状態です。最初のうちはいいかもしれませんが、だんだんとおかしくなってきます。ちょっとこのままだと自分はパンクする、、とか、これは行き過ぎと感じたら、アクセルを緩めましょう。もちろん仕事は大切です。仕事は個人の問題ではありませんから、一人アクセルを緩めると皆の足並みが乱れるかもしれません。しかしそれは一時的なものであり、それをフォローできるのが会社という組織のはずです。人の命より価値のある大切な仕事というのもは存在しません。フォローできない会社、社員の命(健康、幸せ)を大切にしない会社であれば、そこにとどまる正当性はないのです。何事も体が資本です。

以上、みなさん、お元気で。卒業おめでとうございます。

2012-03-21

2011年度卒業生を送り出して

卒業おめでとうございます。本ラボからは5名の4年生が巣立ちました。今年は諸般の事情で例年より人数が少なめでしたが、おかげで研究指導しやすく、ゼミの運営でいろいろ新しい試みをすることができました。そのうち2名は大学院に進学です。どの進路に関わらずここからが人生のスタートということを忘れないでください。

1名が同窓会賞を受賞
今年は本ラボから1名学科同窓会賞の受賞者がでました。


先日のBLOGでも紹介したように、教育システム情報学会学生研究会で優秀ポスター発表賞を受賞した井手くんが、その功績により本学科同窓会賞に選ばれました。おめでとうございます。

卒業生へ送る言葉
今年も学科長のお話を踏まえて私からの贈る言葉を以下に書いてみます。
学科長のされていた話について、実は私も全く同じ考えをしていました。つまり、
  • 人生の岐路にたって判断に迷った時どうするか?
という選択のロジックの話ですが、私なりに言えば
  • 後悔した時のことを考えてどちらの後悔がマシか?
と考えるようにしています。というのも、人生どのように進んでも「後悔」というものは存在すると思います。隣の芝は青いってやつです。「あー、あの時ああしてれば。。。」という後悔。どちらの進路でも同じことを一度は思うはずです。その時、どちらの後悔がマシか?ということです。私の個人的な話を言えば、M2の時に「博士課程にいくか、就職するか?」というのを迷いましたね。この時、どっちの後悔がマシかな~?って考えてました。つまり、「あ~、あの時就職しておけばよかった」という後悔と「あ~、あの時博士課程に行っておけばよかった」という後悔。私は前者がマシだと思いました。だから、進学しました。皆さんも、どうしても迷ったときはこのロジックで考えてみてください。

ちなみに、後悔を前提とした生き方ってなんかネガティブに思われるかもしれませんが、そんなことないです。そもそも「後悔のない人生」なんてありませんよ。私の人生、後悔しっぱなしです。そして後悔は成長の母です。「あー、あの時ああしてれば、こうしてれば。。。」こういった後悔を原動力して、「よし次は。。。」と前を向いて進んでいくんです。だから人生楽しいんです。後悔したことにドップリ浸かって、ネガティブに後悔の海を航海しないでくださいね。


2012-01-05

2012年:謹賀新年

2012年がはじまりました。今年もおちラボをよろしくお願いします。さっそく新年の抱負ですが、

  • 科研の成果を出せるよう今年が勝負
  • とにかくパブリッシュする
の2点をあげたいと思います。前者については、昨年度でいろいろ基盤のものができつつあるので、今年一年で成果を出せるように仕上げていくということ。後者については、その言葉通りとにかくパブリッシュする。。。当然論文が一番ですが、そうは簡単にはいかないもの。とにかく研究上の成果、ノウハウを学会発表やウェブを通して公開していくということですね。このブログもその1つです。たいしたことでなくても、とにかく公開していきたいと考えてます。
昨年は100件のBLOG更新をしたようですので、今年もそれ以上を目指していきたいですね。



2011-05-10

科研費採択される

たまにはラボのニュースなど、、、久しぶりに科研(科学研究費補助金)に採択されました。教育システムを対象とした画像処理応用系の研究です。今年はゼミ生が少ないので、成果を出すのに苦労しそうですが、嬉しい悲鳴といっておきます。成果として学会等での研究発表は当然のことですが、それとは別の違った形での成果公開もなんとかしたいと思う今日この頃。ここのBLOGもその一つになるかなと思ったり、、、

2010-09-10

C++/CLIを辞めるべきか、、、

表題の通り、C++/CLIを辞めるべきか、、、悩んでます。もともとうちの研究室は、MFCで書いていたのですが、昨今、MSが.NETフレームワークに重点を置いている点と、開発効率のしやすさを考え、.NETベースの言語に切り替えようと昨年からジワジワとC++/CLIに移行してきました(お勉強としてはもっと前からやってましたが)。このBLOGでもC++/CLIの記事がいくつかあると思います。そもそもC#ではなくC++/CLIを選んだのは学科の特徴から、C++系のほうがいいかなーという感じだったんですが、先日、VisualStudio2010をインストールして愕然としました。「Intellisenceが働かない」。まさかと思い、ネットをググッてみますと、対応していないという話が続々と出てきました。

Intellisense、、、いわゆるコード補完が働かないというのは、死に近いんじゃないでしょうか? SP1で対応するんじゃないか、、、という話も出てますが、そういうのは待ってられません。2008までは対応しているので、しばらくはそれでごまかしても良いですが、雰囲気的に、「C++/CLIは主流じゃないのでは?」という気がしてきました。また、C++/CLIについてのよくある誤解 というBLOG記事に書いてあるように、C++/CLIはネイティブCとのラッパー的な役割に徹したほうがいいのかなという気がしてきました。

まあきっと、時間が経てば対応するとは思います。ただ、主流ではないのは間違いなく、また言語としてのわかりにくさもあることから、研究室での導入は限定的にするべきかなと思ったりしてます。ただ、研究室での開発言語はなるべく増やしたくないんですよね。学生が対応しきれませんから。。。。難しいところです。

そんなわけで、このBLOGでもC++/CLIは緩やかにフェードアウトしそうな雰囲気です。

2010-03-20

2009年度卒業生をおくり出して、、、、

本日、卒業式があったので、今年1年間を振り返って思うことを書いてみます

大就職氷河期時代の研究指導スタイルとは
 4年生というのは、就職活動だけでなく、卒業研究、通常講義とやることがあります。特に就職活動は人生を決める重要なイベントなわけですから、これを最優先するというのはおかしな話ではないでしょう。もちろん大学の本分は「教育」であることは間違いないですが、就職活動というのは精神的に大きなプレッシャーになりますから、配慮は必要だと個人的には思ってます。
そんなわけで例年、前半は就活優先で、内定後、卒業研究に力を入れていく、、、というスタイルをとっていたのですが、今年はこの思惑が外れました。とにかく内定がでない。。。。例年だったら決まっているハズの時期に、まだ就活をしている。別に学生が悪いわけではないですが、これだと、なかなか卒研に取り組めません。結果的に、卒研にとりかかる時期が非常に遅れてしまいました。今までだと、就職先さえ決まってしまえば、はっきりいって卒研なんてどうでもいい通過儀式っていうのが学生の感覚でしょう。が、就職も決まらない場合は、卒研も中途半端で結局この1年間何を学んだのだろうか?、、、といった状況になってしまいます。おそらくこの氷河期は今後も続くでしょう。せめて、「就職は決まらなかったけど、研究室でシステム開発の技術ノウハウを得た」ぐらいのことはやらせておくべきだなと、研究指導スタイルの再検討したいと感じた一年でした。

どこまで教えるべきか?
これは「研究内容」とは直接関係しない、いわゆる組織におけるコミュニケーション能力の話。今年に限らず毎年感じていて、年々強く思い始めていることです。クラブ・サークルなどの活動経験の少なさが関係しているのでしょうか?こちらとしては、「ふつう、~するだろう」と思っていることをしない。「いったい何を考えてるんだろう?」と思ったりもしたこともありましたが、これは「知らない」んです。「知らない」ことを教えるのは教員の役目ですが、これは教員が教えることなのか?ということ。ちょっとオブラートに包んで書いてますのでわかりにくいですが、研究室で学生に教えることはなんなのか?これも再考したいですね。

卒業生へのメッセージ
学生には研究室で口頭で伝えましたが、ポイントを箇条書きで書いておきます。

* 卒業はゴールではない。人生はこれから。
* 淡々と仕事するな。興味を持って仕事に取り組んで楽しめ。
* 視野を世界に広げろ。
* 相談事があればいつでも研究室に来てください。


以上、4年生の皆さん、卒業おめでとうございます。