2021-03-02

Zoomでの学会発表、研究発表にてプレゼンタイマーアプリをスマートに導入する方法

 Zoomで発表会をするときに、ベル係やタイムキーパーの役割をどうするかで悩むときがありますね。マイクでベルを音を拾うのも味気ないし。。。という方への情報です。

要求仕様

  • タイムキーパー系のソフトを使う
  • 画面をZoomで流す
  • 音もZoomで流す

用意するソフト

  • ベルソフト ・・・ TimeKeeper(これじゃなくてもいいですが、このウェブアプリががおすすめです)
  • Manycam ・・・ 仮想カメラ・マイクアプリ(今回の話の肝です)
Manycamの設定
今回のお話の肝は、このManycamというソフトです。仮想カメラ・マイクになる機能を持っており、複数のカメラや映像シーンの切替、映像効果の付加など、いろいろ高機能なソフトです。実は有料アプリですが、無料の範囲で上記の要求仕様を満たすことができるのがポイントです。具体的には以下のとおり設定します。

(0)Timekeeperを起動しておく

(1)ビデオソースの設定
 右側のメニューから画面のプリセットを選んで、右下のビデオソースのところで、デスクトップ→アプリケーションウィンドウ→Timekeeperのブラウザを指定します。フリー版では、1つのウィンドウしか登録できないのでプリセットを空にして1つだけ登録するようにしてください。

(2)オーディオインプットの設定
右側のメニューから音声を選んで、オーディオインプットのところで、システムサウンドを追加してください。これもデフォルトで設定してある場合は削除し、空にして1つだけ登録するようにしてください。

下の図は、左がビデオソース、右がオーディオインプットの設定の例です。


Zoomの設定
あとは、Zoomでカメラとマイクを設定するだけです。カメラとマイクのリストにManycamというのがリストアップされているはずです。これを両方選ぶだけでOKです。この際、Zoomで表示されるTimeKeeperの画面が反転して見えますが、受信側では普通に写っていますのでご安心ください(念の為、確認はしたほうがいいですが)。
また、設定画面にて「音楽とプロフェッショナルオーディオ」をONにします。これにより、Zoomのノイズ抑制機能が無効になるので、ベル音を劣化なく送信することができます。

この方法の欠点と注意点
Manycamのフリー版では、1つのオーディオデバイスしか設定できないため、Timekeeperの音出す時とマイク使うときでは、Zoom側でマイクを切り替えないといけません。
また、Zoomは発話者の音声を優先する仕組みになっているので、発話者の音声に負けてベル音が聞こえない場合があります。ですのでTimeKeeperの画面を常時表示しておくのがポイントです。

補足
ManycamFree版の制約が、音声並びに映像のソースが1つしか選べないことだけだと思ってますが、他に時間的制約(急に使えなくなる?)などがあるかどうかは確認してません。この点はご了承&ご注意ください。


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