インスタンス課金の問題
例えば、EC2はインスタンス単位の従量制課金になっている。GAEもインスタンス課金に変わったが、ちょっとこれとは意味が違う。まず、バックで動くEC2インスタンスは、ウェブアプリにアクセスに関わらず常時動いているということになる。先日でお試しでEnvironmentを作ってちょっとアプリを置いて、数回試しただけなのだが、Account Activityを確認してみたら、
Amazon EC2 running Linux/UNIX 186 Hrsとなっている。186Hrsってどういうこと?アカウント作成したのはほんと数日前で、ほとんどアクセスしてないのに。。。なぜ186時間なのかといえば、
- アクセスがなくてもインスタンスは起動し続けている
- 1Environmentごとに1インスタンスが起動
という仕組みで、お試して2つぐらいEnvironmentを作ったままにしていたからそうなった感じ。まあこれは世間的にはあたり前のことかもしれないけど、今までGAEしか使ってなかったものからするとちょっと意外なんですよね。
もれなくサービスがついてくることの問題
Elastic Beanstalkってとても高機能なJavaサーブレットコンテナですが、それはつまり単体のサービスではなく、いろいろなサービスを組み合わせたものであると。。。しかも有料のね。おさらいするとElastic Beanstalkとは、
- Amazon EC2
- Amazon EC2 EBS
- Elastic Load Balancing
- Amazon CloudWatch
- Amazon Simple Notification Service
がバックで動いていることで、スケーラビリティの高いPaaSを実現しているわけですが、これらは使うと当然課金されます。で、やっかいなことにBeanstalkではこれらのサービスがもれなくついてきます。ロードバランサーなんかいらないんだけど、、、といっても外せません。だから、ロードバランサーについても今現在で、
Elastic Load Balancing 199 Hrs
という課金になっています。これは1Environmentを構築するたびに、Load Balancingも立ち上がっているということが原因です。
文句があるならEC2で環境構築しろや
まあ、そういうことでしょうね。EC2単体でLinuxを用意してそこで環境整備すればそれで解決するのだとは思います。ですけどね、、、環境整備が面倒だからこういったPaaSに感心があるわけでー。逆に言うと、そういう手間暇かからないんだから金は取られて当然ってことになるんですかね。
やっぱりGAEって安いのかな
そう考えると、GAEってやっぱり安い気がします。インスタンスは、アクセスが有るときのみ動いているようですし無料枠もあります。GAEが正式版になって、「1日28インスタンスだけ?!高すぎ」とか思ったりしましたが、使わなければ課金されないという手軽さがあるんですよね。
AWSにも無料枠はありますので、実際今のところ課金は発生していません。ただ無料枠適用は最初の1年だけのようですし、今後、永続的に利用する環境となるとちょっと心配です。まあ、毎月数千円でインフラが整うっているのは、一般的にみると安いんでしょうね。大学はいちおう回線ありますし、マシンもありますから別にEC2とか使わなくてもいいのでは?と思われるかもしれませんが、やはりメンテナンスが。。。研究室レベルのちょっとしたインフラとしてはちょっとBeanstalkやEC2は割りに合わないのかなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿