2011-11-20

案内:教育システム情報学会関西支部第2回研究会 〜教育現場における動画・映像の利用〜

 教育システム情報学会関西支部では、11月27日(日)にCIEC(コンピュータ利用
教育学会)と共催で、第2回研究会を開催します。

 ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━
 教育システム情報学会関西支部第2回研究会のご案内
 共催:CIEC(コンピュータ利用教育学会)
 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━

■テーマ:教育現場における動画・映像の利用

■日 時:2011年11月27日(日) 13:30~17:00
■会 場:大阪電気通信大学 駅前学舎1F 多目的ホール(1-101)
         (〒572-0837 大阪府寝屋川市早子町12-16)
        京阪電車「寝屋川市駅」徒歩3分
        (http://www.osakac.ac.jp/institution/access.html
       ・駐車場はありません
       ・ブーツやピンヒールでの入場はお断りします。

◆開催趣旨
 様々なe-Learningの活用が進められており、講義資料や理解度テストなどだけ
でなく、ソーシャルネットワーキング機能などの協調学習を支援する利用も増え
ている。今回の研究会では、映像の利用に着目して討議を行う。単なる講義映像
は各大学のOCW (Open Course Ware)でも提供されているが、それに留まらない映
像の利用方法や協調学習を行うためのしくみについて考えたい。

◆プログラム
○13:30 [開会挨拶]

○13:30- [講演1]
    『映画で英語を磨く自習学習プロジェクトにおけるmoodle活用のためのポ
イント』
         大倉 孝昭 氏(大阪大谷大学)

【要旨】DVD 映画を教材とするWeb-CALL”を開発した。独立したツールとしての
試験運用結果報告(国内学会)やWeb Based Education 2009(in Phuket)での
学習システム開発の発表を通じ、多くのCALL 実践者・研究者から「自分達も利
用したい」という要望を受けた。そこで、moodle 上のコースウェアとしてWeb-
CALL を提供し、自主学習で効果的に運用することを目指し、5週間の実践実験を
行った。“映画で英語を磨く自主学習プロジェクト”に高い関心を寄せる学習者を
集め、2つのグループ(2大学)で行ったところ、グループ間でプロジェクトの修
了率に大きな差が出た。提供機器、moodle の利用経験、Web-CALL のインタ
フェース、タスクの量、学習目標の設定、ファシリテーション(教師の支援)な
ど、さまざまな視点から検討を加え、デモンストレーションと、実践結果の報告
を行う。

○14:30 - [講演2]
  『自学自修ソーシャルラーニングシステム「学びあい」の構築』
     吉田 賢史 氏(早稲田大学高等学院)

【要旨】ソーシャルメディアを活用したソーシャルラーニングが注目されて
る。ソーシャルラーニングには、主に次の2つのアプローチがある。第1のアプ
ローチは、twitterのようなマイクロブログによる「つぶやき」から、教員が学
習者のコメントを引き出し、消極的な学生の授業(講義)への積極的な参加を促
そうというアプローチである。このアプローチは、一方向的になりがちな講義に
双方向性を持たせるという効果がある。これまでは、掲示板やチャットシステム
を教員自らサーバーに設置する必要があった。しかし、Twitterのようなマイク
ロブログの登場により、講義・授業への活用が容易になり、心理的敷居も低く
なったと言える。第2のアプローチは、facebookやmixiなどのソーシャルネット
ワークサービス(SNS)サイトを活用した「学びの場」の提供である。「学びの
場」として、SNS上にクローズドなグループを作成し、その中で教員が講義資料
やtwitterによるコメントを共有しようという試みである。これは、
LearningManagement System(LMS)/Cource Management System(CMS)的な利用方
法である。
  本研究会では、第3のアプローチとして学習者自身がコンテンツを作成する
学習形態(Learning by CreatingContents)を紹介する。学習者がコンテンツを作
成する手法として、web上でT2VPlayerによるコンテンツ制作システムについて
は、CIEC第1回研究会で述べている。しかし、当時のシステムは、制作されたコ
ンテンツを学習者同士が共有し、コメントしあう機能は提供されていない。そこ
で、コメントしあう機能を有しT2VPlayerと連動した学習コミュニティサイト
「学びあい」を構築した。このような、学習システムの紹介だけでなく、システ
ムの開発の背景となった学習者の思考スタイルや行動スタイルについて述べ、実
際の学習者の反応について報告する。

○15:30 - [総合討論]

○16:30 - [閉会挨拶]

■参加費:無料

■参加申込:不要(どなたでも参加できます)
        (ただし、会場定員50名)

■本件に関するホームページ:http://jsise-west.jp/
「Ustream中継を検討していますので、詳細は関西支部のホームページをごらん
下さい」

※懇親会は、自由参加で当日に募集します。



0 件のコメント:

コメントを投稿