毎年恒例なのですが、今週は高知大学で集中講義に出かけていました。科目名は「アルゴリズムとデータ構造演習」で、シラバスに
オブジェクト指向によるプログラミング(アルゴリズム,データ構造)設計とUMLによるモデル表記について学び,UMLを用いた簡単な設計演習を行う.そして,プログラム言語JavaをC言語と対比しながら学び,Javaによるプログラミングの演習を行うと書いているように、内容的にはJavaやUMLを利用したオブジェクト指向設計に関する演習講義です。2002年頃から継続してやっています。プログラミングの演習系の講義を集中講義でやるというのはもしかすると珍しいと感じるかもしれませんが、一気にがーーっと勉強する方が頭に入って理解しやすいのです。
10年近く続けてみてわかるのは、Javaとかオブジェクト指向というのが珍しい時代からそれが当たり前になっているということ。内容もどんどん変えていかないといけない必要性をひしひしと感じます。オブジェクト指向についても他の講義で少しやっているという意見もありましたので、このあたりはもっとさらりとしてもよかったかもしれません。といってもカリキュラム上、Javaの講義がないようなので学生にとってはJavaをやるだけでもウケはいいですね。 そのせいか、昨年度受けた学生も僕のことを覚えてくれているようで、とても嬉しいことです。
今年は、講義中の演習を多めにしてみました。理屈だけでなく、実際にやってみる(作ってみる)ことで理解が深まることは間違いないので。。。学生の反応もよかったですね。残念だったのは受講生が少ないということ。情報系の学生が元々少ないというのが原因ですが、ITはあらゆる分野に入り込んでいますからもっと皆さんに興味を持ってもらいたいですね。
トップの写真を見てもらえらればわかるように、高知は晴天でとても暑かったです。暑さに負けず、僕も学生も乗り切りました。
P.S
高知大、高知工科大の先生と研究談義もしました。「教育工学」という分野の定義についていろいろ話ができ、充実した集中講義期間でした。
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